学校が危ない!シックスクール対策
シックスクールについて
もっと知ってください!
文部科学省2002年2月改訂
学校環境衛生基準
 建材から揮発する化学物質で児童が健康にあうという事態が発生しています。高知県のある中学校では、生徒の約半数にのぼる111人が体調の不調を訴えました。その症状が「気分が悪い」「目がかすむ」といったシックハウス症候群に見られるものだったことから、県衛生研究所学校舎内の化学物質濃度測定を実施したところ、ホルムアルデヒド濃度が最高で指針値の5.5倍に達していたといいます。長野県のある小学校では基準値の10倍近い濃度のトルエンが検出されながら、児童や保護者に説明をしていなかったことがあきらかになりました。また、堺市のある保育園では園児26人が、ホルムアルデヒドが原因と見られる健康障害を起こしました。この事例では、シックハウス症候群で全国初の労災認定を行って注目を集めました。このようにシックスクールはすでに社会問題化し、文部科学省が指針値を設定しているにもかかわらず、その解決は遅れているのが現状といえます。子供たちが安心して通えないような公共施設を、放っておいていいのでしょうか?これ以上ふやしてしまっていいのでしょうか?
 そこでアースバンクでは、シックスクール対策として岐阜市内の各学校へ注意喚起を促すための提案書を作成しました。チラシはこちらになります。プリントアウトして活用下さい。
■校舎の新築・改築・改修時にはホルムアルデヒド濃度測定を義務化。濃度が指針値(0.05ppm)以下であることが確認されたあとに、建築業者から引き渡しを受ける。
■ホルムアルデヒド・トルエン(キシレン・パラジクロロベンゼン)について、原則年1回の定期検査を義務化。濃度が指針値を超えた場合には、換気の励行、発生原因の究明、発生抑制措置の設置などの対策を行うなど。
 ただしこれらはあくまで「行政指導」であり、実施どれだけの学校で実施されるかについては、疑問の声もあがっている。また、保育園は厚生労働省の管轄のため、今回の基準の対象外になるという抜け穴もある。

参考資料:新建ハウジング2002.9.10